【1】責任は大きく2つある。「意思決定」と「業務執行」の責任
→「意思決定」・・・何を実行するのか決める事に責任を持つ
→「業務執行」・・・決まった業務を完遂する事に責任を持つ
※この責任を誰が持つかを明確にする事が重要。
【2】「権限」をハッキリさせること
→「誰が」「何を」「どこまで」決める事ができるか?を明確にする。
→権限により、負う「責任」はどこまでか?を明確にする。
【3】「丸投げ」と「任せる」ことの違い
※「丸投げ」 →指示があいまい
※「任せる」 →指示が明確。権限の範囲が明確。
⇒上司は、部下が動きやすい指示を出さなければならない。
【4】具体的かつ的確な指示を出す事は、コミュニケーションである。
※「指示を出す側」・・・「部下が動きやすいように、具体的かつ的確な指示を出す」
※「支持を受ける側」・・「指示の内容を理解できるまで聞き直す。偽りのない報告をする」
⇒互いに、動きやすいように「思いやり」を持って意思疎通を行うことが前提です。
【5】〇×の判断基準のルールを明確にする
上司は、判断基準(ルール)を明確にし伝える。
※何を以て承認するのか?否決するのか?
部下は、その判断基準を持って、どう行動するかを決める。
【6】報告、連絡、相談は上司から進んで行う。
※上司は、報告が向こうからくると思わず、自分から取りに行く
【7】的確な指示とは?4つの条件
①期限を示す
②優先順位を示す
③目的・背景を示す
④レベルを示す
【8】部下の失敗は、上司の責任
「部下のミスは、故意や過失があろうとなかろうと、問答無用で上司が責任を取る」
【9】状況に応じての判断力を持つには「洞察力」を高めるしかない
「今の会社の状況はどうなっているのか?」
「外部環境から見て、現状のポジショニングはどこなのか?」
「私は、会社の中で何の役割を担っているのか?期待されているのか?」
「状況を打開する為に、自分に出来る事は何か?」
「現在、組織が抱えているボトルネックは何か?」
「私が考えている課題以外に、存在する問題はないだろうか?」
「上司(会社)の方向性と、チーム(部員)の行動はリンクしているだろうか?」
【10】影響力 = 質量 × スピード
※言葉の定義
「影響力」・・・結果
「質量」 ・・・能力
「スピード」・・速さ